片付けをするとなると、どこから手を付けて良いかわからずに、手当たりしだいにとにかく行ってしまうことがあるかもしれません。しかし、片付けというのは、どこからしても良いというものではありません。

片付けは、順番を意識して行うことでスムーズにできるのです。順番としては、服の片付けをしてから、本の片付けに移行していきましょう。その後は手紙などの書類の片付けを済ませ、続いて思い出としてとっておいてある品の片付けをするという順番が望ましいです。

まず、服に関してはあちこちに分散していたりして、片付けるのも一苦労のように思えるものです。しかし、服が片付けられると、それだけでもお部屋の中がすっきりと見違えるでしょう。

なので、そういった意味でも他のものの片付けをする前に服を一番に片付けることが先決と言えるのです。中には洗濯が終わっていないものもあるかもしれません。そういったものは、まず分類してしまって洗濯機を回してしまうと、他の服の整理ができます。

続いての本については、燃えるゴミとして出せませんし、集積所まで運ぶのも大変なので、なかなか処分をすることも億劫になってしまうかもしれません。ただ、本は本棚に並べてしまうと、その後読むこともあまりないものも多いです。

本棚にある本で、『そういえばずっと読んでいない』と思える本は処分してしまっても良いでしょう。本棚も空きができますし、すっきりすることでしょう。また、本は大体規格が揃っていますし、分類がしやすいと言えます。

書類は、封筒などは捨ててしまうことがポイントです。携帯電話の請求書などが届くことがあるかもしれませんが、中身の“請求書”だけきちんと保管すれば良いのです。また、郵便物類は積み上げてはいけません。

ファイルに収納するように習慣付けましょう。残す書類も、請求書や領収書、証明書などに限定すると良いでしょう。クーポンや割引券の類を取っておいてはいないでしょうか。もらった時は『使うかも』と思っていて取っておくかもしれません。

けれど、使う事はあまりないですし、いつの間にか有効期限が切れてしまっているものです。なので、クーポンなども捨ててしまうのが理想と言えるでしょう。電化製品の取扱説明書やマニュアルといったものは、書類での分類はしないようにしましょう。

取り扱い説明書などは本として本棚に立てておくのがベストです。また、記念として残しておいている品は、収納することできっと後になっても見ることはあまりないでしょう。アルバムであれば収納をすることも良いのですが、それ以外の品であれば飾るようにするようにしましょう。

飾られないものは記念品としても価値を満たしていないとも考えられます。処分の対象とすることも一案です。片付けの際には、なるべく早く捨てるかどうするかの判断を下すようにしましょう。

『こんなことがあったな』などと思い返していると、時間がかかってしまい日が暮れてしまうからです。