片付けをするとしても、一体何から手を付けていいかということなどで悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。そんな時には、まず初めにものをいっぺんに出してしまうことが良いでしょう。

ポイントは、洋服を片付ける時は洋服を、本なら本というように、同じ部類のものを一気に全部出すという点です。ものを出すなら、広いスペースも必要になりますね。床にそのスペースを確保できるなら良いのですが、もし床がもので埋まっている…という状況とかでしたら、ベッドの上にものを広げるスペースを用意しても良いでしょう。

同じ部類のものを一か所に集めると、『こんなに持っていたのか』ということがわかりますし、存在を忘れていたものがもしあったとしても、『こういうものも持っていたのだ』と思い出すこともできるでしょう。

また、本を片付けるにしても、一か所に本をまとめてみると、もう読まないという本も見つかる可能性もあるのです。本は、長い間本棚に立てられて、ずっとそのままにしておくことで、存在感を薄れさせているものです。

昔は面白くて読んでいたかもしれませんが、時を経て取り出してみると、さほど心を動かされないものとなっていることも考えられるでしょう。そうなったら、その本はもう既に『必要ないもの』となってしまっているということになります。

この様にして、本を出して要る本と心が動かない本とに分けてみると、処分する本も何冊も出てくるかもしれません。そうして本棚を整理すると、それまで隙間がないほどに本が詰まっていたものが、余裕が生まれ、本棚もすっきりとさせることができるでしょう。

さらに、処分をする時には、その本に対してこれまでの感謝の気持ちを持つと良いのではないでしょうか。縁あってあなたのお家にやってきたものたちですし、『今までありがとう』という感謝の念は忘れてはいけませんね。

そして、ある場所を片付けたいということもあるでしょう。例えば机の上などにものが色々と散乱していたとします。そう言った場合に、取りあえず机の上のものを床の上に広げるとか、箱の中に入れるなどしていきましょう。

床の上に広げたものたちは、地道に必要かそうでないかを判断して仕分けをします。そして、必要なものは分別が終わってから机に戻すということも1つの方法です。箱に入れたとしたら、箱の中のものを1つずつ必要かどうかの判断をしてから、また必要なものを入れるための別の箱に入れておきます。

そして、全部判断し終わったら、必要なものが入っている箱の中身だけ机に戻せば良いでしょう。机の上から1つずつものを取りあげては使うかどうかに迷っていくよりも、まずは机の上を綺麗にしてしまい、仕訳をする方法だと、効率良く片付けが進められるのではないでしょうか。

あなたも、片付けをするなら『今はこれを片付ける』と片付けるものの種類(例えば服など)を決め、一度一か所にまとめてから仕訳をしてみてはいかがでしょうか。きっと、片付けがはかどることでしょう。